雇用保険被保険者資格取得届の書き方完全ガイド|記入例と注意点を実務者が解説
新しい従業員を採用した際、必ず発生するのが「雇用保険被保険者資格取得届」の手続きです。
「役所の記入要領が難しくてどこに何を書けばいいかわからない」「手作業やe-Govの入力が面倒くさい…」とお困りではありませんか?
この記事では、労働保険の実務に携わってきた筆者が、雇用保険資格取得届の正しい書き方や間違えやすい注意点を分かりやすく解説します。
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雇用保険資格取得届とは?(基本ルールと加入条件)
雇用保険の対象となる従業員を雇い入れた際、事業主がハローワークへ提出しなければならない必須書類です。
雇用保険の加入条件(対象者)
パートやアルバイト、正社員などの雇用形態を問わず、以下の2つの条件を両方満たす従業員は必ず雇用保険に加入させる必要があります。
| 加入要件 | 詳細・判断基準 |
|---|---|
| ① 1週間の所定労働時間が20時間以上 | 残業時間を含めず、雇用契約書等で定められた「基本の労働時間」が週20時間以上である必要があります。 |
| ② 31日以上継続して雇用される見込みがあること | 契約期間が31日以上の場合だけでなく、「契約更新の可能性がある場合」や「過去の自動更新実績から31日を超えると見込まれる場合」も対象です。 |
※学生(昼間学生)は原則として対象外となりますが、卒業見込証明書があり卒業後も勤務予定の場合や、通信教育・夜間学生・休学中の場合は対象となります。
手続きの期限と提出先
- 提出期限:雇い入れた日の属する月の「翌月10日まで」(例:4月1日入社の場合は5月10日まで)
- 提出先:事業所の所在地を管轄するハローワーク(公共職業安定所)
項目別の正しい書き方と実務上の注意点
ハローワークの記入用紙(様式第2号)は、OCR(光学式文字読取装置)で機械読み取りを行うため、枠内への正確な記入が求められます。特にミスが起きやすい項目をまとめました。
① 被保険者番号(1欄:4桁-6桁-1桁)
- 転職者(過去に加入実績あり):前職で交付された「雇用保険被保険者証」に記載されている11桁の番号を記入します。
- 新卒・未経験(初めての加入):空欄のままで提出します。
② 取得区分(2欄)
- 初めて雇用保険に加入する場合は「1(新規取得)」、過去に加入したことがある場合は「2(再取得)」と記入します。
③ 個人番号(マイナンバー)
- 原則としてマイナンバーの記載が必要です。セキュリティ管理を徹底し、提出用書類に正しく記載しましょう。
④ 賃金月額(19欄:千円単位)
- 給与の額面見込み額(基本給+通勤手当などの固定諸手当)を記入します。
- 実務上の最重要ポイント:「千円未満は四捨五入」して記入するルールです。(例:254,800円 → 「255」、254,400円 → 「254」と記入)
⑤ 資格取得年月日(入社日・雇用条件の変更日)
- 実際に試用期間や雇用契約がスタートした初日(採用日)
- 所定労働時間が週20時間以上および31日以上の雇用見込みある労働契約とした日
実務者が教える!現場のワンポイントアドバイス
【ハローワーク窓口でよくある相談】
Q. 入社した本人が「前職の被保険者証をなくした」と言っている場合は?
前職の会社名や当時の氏名・生年月日が分かっていれば、ハローワーク側のシステムで前職の番号を照会・特定してもらえます。空欄のまま提出しても窓口で調べて登録してもらえますので、無理に再発行を待たずに期限内に提出しましょう!
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まとめ
雇用保険の資格取得届は、採用月の翌月10日までに確実に提出する必要があります。
- 週20時間以上・31日以上雇用見込みの加入条件をチェック
- 賃金月額の四捨五入(千円単位)などのルールに注意
- 手間を省きたいときは無料の自動作成ツールを活用
書類作成をサクッと終わらせて、スムーズに従業員の受け入れを進めましょう!

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